店舗経営で重要なこと
店舗経営で重要なことの一つが商圏の考え方です。
商圏とは
商圏とはお客さんが自分のお店に来てもらい経営できる範囲(エリア)のことを指します。例えば、東京都の新宿駅周辺でネイルサロンを開店するとします。このネイルサロンさんの常連になるお客さんは新宿駅に頻繁に来れる人が対象になるはずです。
お客さんがこのネイルサロンを身近なものと感じて来店する確率の高い範囲が商圏です。つまり、お店を出店する際には、自店のターゲットとなるお客さんが商圏にどのくらいいるかを把握しておくことが重要なことと言えます。
競合との兼ね合い
しかし、ターゲットとなるお客さんが多くいたとしても、自店と同業店舗になるライバル店(競合店)もたくさんあるとどうでしょう。さらにその競合店は自分のお店よりも価格も安く、腕もよく、居心地も良ければ、自店の売上をあげることは困難です。この兼ね合いを把握するためにSWOT分析などで競合と自店の比較をする必要があります。
中長期戦略
中長期的な戦略を作る場合、街の特性が大きく影響します。人口が増加し伸びている街であれば、これから更に客数を増やすことは容易であり、有望な地域といえます。しかし人口、世帯数が減少している地域では、お客さんを確保して成長することは大変困難です。また、都心部と地方、あるいは駅前と郊外とではそれぞれ特性が違うのはあきらかです。こういった点も商圏を考える際に考慮しなくてはいけません。
現状の顧客分布
また無事にお店をオープンさせた後も、現状の顧客分布分析を使い、店の集客力を測る上で重要な要素です。具体的には住宅地図を使い、一定期間内に来店した顧客の住所にプロットシートを貼っていくことをおすすめします。
そうすることで、期間内に来店している顧客エリアを浮き彫りにすることができます。
これに基づいて広告を使い新聞折込やポスティングなどの参考にできるからです。
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